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とんねるず解散って本当なのかな…とんねるずは俺にとってのヒーローだった

寝耳に水というニュースが飛び込んできた。とんねるずが解散するというニュースだ。これはソースが東スポなので信憑性がないんじゃないかとも思ったが、どうもネット上の反応では「最近の東スポの芸能ニュースは信憑性高い」とのことだった。

とんねるずのみなさんのおかげでしたがもうすぐ終わってしまう?

詳しくはまだわからないが、フジテレビ全体の人気が下降したことと、そもそも「みなおか」自体が今は視聴率が振るわない状態が続いている。それに加えてとんねるずのギャラの高さが原因となり番組が終了するという噂。そして番組終了と共にとんねるずは解散し、石橋貴明は制作サイドへ、木梨憲武はアーティスト業にフィールドをそれぞれ移行するという情報が流れている。

これだけだと至極全うに思えてならないが、本人たちがどう思っているのかは一般人の俺にはわからない。ただ、「みなおか」が唯一のレギュラー番組という状況も考えて、番組が終わってしまうのならとんねるずでいる必要もないということなんだろうか。

石橋貴明「必要ないってことは寿命」

石橋貴明が6月放送の番組内で「世間がいらないと言えばそれで終わり」「ありがとうございました!で引きあげる」というような発言をしたという。確かにタレントとは人気商売であり、ショービジネスという水商売なのを業界を表舞台と裏方、両方の側面から知っている石橋貴明なら本当にそう思っているんだろう。

今はテレビ自体をあまり見ない時代だと思う。俺も一生懸命木曜日の10時にチャンネルを合わせるようなことはしていない。とんねるずのみなさんのおかげでしたはたまたまやってたらちゃんと見るが、他のテレビは流し見程度にしか見なくなった。

そんな中でレギュラー番組が一本で人気が落ちないわけがないと思うし、知名度も下がっていっているんじゃないかと思う。

とんねるずがすごいコンビだということを知っているだろうか

とんねるずはお笑いコンビとして1980年にデビューした。下積み時代はあったものの、世の中に出てからは常に周囲の視線を集めるコンビだったようだ。俺はリアルタイムで見ていたわけではないが、「夕やけニャンニャン」のとんねるず出演シーンは何度もフジテレビで再放送されているので、あの当時の勢いがよくわかる。

テレビカメラをぶち壊す

夕やけニャンニャンでは石橋が「一気!!」を歌唱中にテレビカメラを奪おうとしてぶち壊すというシーンが有名だ。カメラは手持ちではなく、下にキャスターがついているタイプだったので、体重をかけた瞬間に倒れてしまったのだ。

とっても有名なシーンだが、このカメラはすごく高いものだと知っている二人は完全に固まってしまっている。サビに突入すると共に歌わなくなる。木梨も「俺知らねえ」とつぶやくだけで開いた口が塞がらないとはこのこと。

パロディの天才

MC・ハマーの「U Can't Touch This」を完全コピーしつつ、本人と普通に共演。アイデアもすごい。そして着眼点がすごい。当時は音楽のプロモーションビデオが出来始めた時代で、もちろん海外のミュージシャンのほうが早かった。日本のミュージシャンがPVを作り始めた頃にこういうところに目を付ける。本業の人と同じくらいのアンテナを持っているということだろう。

他にもパロディとしては仮面ノリダーが有名。

お笑いコンビとしては異例のリリース数を誇るレコード、CD

恐ろしいことにとんねるずは歌手としてもかなり活躍している。シングルは23枚。オリジナルアルバムは12枚。さらにソロ名義でのリリース、野猿名義でのリリース等を合わせると普通の歌手くらいは出している(いや、キャリアの長さ的にはそれ以上か)。お笑いコンビとしての作品発表であるが、レコードもCDもそれなりに売れているというまさに怪物である。

ちなみに一応ミリオン歌手である。時期が良かったということもあるだろうが、92年リリースの「ガラガラヘビがやってくる」は140万枚も売り上げた。

俺にとってのヒーローだったとんねるず

俺が小さい頃の記憶で覚えているのは布団を敷く部屋で(寝室とは言わない)小さいフナイのテレビで仮面ノリダーを見ているという情景。それからしばらくして、俺が中学生のときに古本屋で見つけた「大志」という本。とんねるずの二人が別々に当時から今までを振り返る自伝本だった。作り方はほとんど矢沢永吉の「成りあがり」と一緒だが、内容が違う。

お笑いコンビをやろうと思って、ちゃんとお笑いでトップを取ることはあのときも難しかったに違いない。そして今の芸人たちと違って圧倒的に若いときからテレビに出ている。かっこいいと思った。有言実行しているかっこいいやつらだと思った。

俺はこれからもとんねるずを好きでいると思う。とんねるずがもしも解散したとしてもフジテレビには膨大な量のアーカイブがあるし、また見たいなと思ったらいつでも世間の期待に応えてくれるということが最初の「寿命」発言の裏にはあると俺は信じている。